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日本不動産データレポート 2026年第3四半期

東京23区の成約㎡単価、全国47都道府県、人口移動、新築供給、オフィスと地盤リスクを、国土交通省・e-Stat・総務省の公開データから整理。

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今号の要点と目次

要点

  • 全国の住宅価格:2025年の東京都㎡単価 108 万円は東京以外の全成約の中央値の 2.6 倍。5年上昇率は大阪 +50.5%、福岡 +43.6% で東京 +27.1% に劣らない。
  • 人口移動:東京は若い世代を引き寄せ、周辺3県はどの年齢層も転入超過。2025年の東京都の転入超過 +65,219 人はすべて20〜39歳(+76,617)によるもので、それ以外の年齢は合計で転出超過。神奈川・埼玉・千葉は65歳以上も転入超過。東京の人口増は主に若い世代によるもので、賃料はまだ上がっている。日本人が転入超過の都道府県は 7 のみ(東京・神奈川・大阪・千葉・埼玉・福岡・愛知)。東京23区の転入超過の上位3区は足立・世田谷・大田、転出超過が最も大きいのは新宿区と豊島区。
  • 東京の20年:23区成約㎡単価指数 210(2005Q3=100)、20年で倍。上昇の半分は2013〜2019年。
  • 都心と周辺:2024年Q3以降に二極化、成約指数は都心 160、周辺 132(2021Q1=100)。
  • 23区の相場:2026Q1 の㎡単価最高は 港区 200 万円。条件をそろえた4四半期の前年比は23区すべてプラスで、中央区 +18.7%・港区 +18.5% が最高、練馬区 +6.5% が最低。
  • 浸水と地盤:浸水深3m以上で価格差が明確(-11.6%〜-15.3%、3m未満は -2.7%〜-4.8%)。液状化は -13.9%。
  • 2040年の人口:都心集中。中央区 +20.7%、「増加かつ割安」の駅は 34 駅。
  • 新築供給:東京都の分譲共同住宅(木造含む)着工は2026年8月までの12か月 19,459 戸、2015年前後のピークの 42%。供給面が中古価格を下支え。
  • オフィス一棟:2025年の東京23区で事務所用途を含む一棟取引は 418 件、延床㎡単価中央値 78 万円(2010年 32、2.5倍)。

目次

  1. 1全国の視点:47都道府県の住宅価格
  2. 2全国の人口移動:47都道府県の転入超過
  3. 3東京23区・20年の価格推移:三つの局面
  4. 42024年Q3以降の価格の二極化:都心5区と周辺5区
  5. 523区スコアカード:区別の㎡単価と前年比
  6. 6築年による価格低下:築年帯別の成約㎡単価
  7. 7駅別の価格:最高値15駅と駅距離
  8. 8オフィス一棟取引:価格と取引件数
  9. 9新築供給:東京都の新設住宅着工戸数
  10. 10水害・地盤リスクと価格:浸水深3m以上で価格差が明確に
  11. 112040年の駅勢圏人口:増え続ける駅と価格
  12. 12東京23区の人口移動:区別の転入超過と年齢
  13. 132026年末の投資展望
  14. 14手法・データ・留意点

関連研究東京の住宅価格は20年で2倍、台湾ドル建てでは45%の上昇にとどまる

本号の解説記事

  1. 日本の中古マンションは実は3つの市場:47都道府県の価格と人口移動(2025年)
  2. 東京23区の住宅価格2026:20年で2倍、2024年第3四半期から都心と周辺が分岐
  3. 同じ区なのに価格差が大きいのはなぜ?築年数・駅からの距離・浸水深
  4. 東京のオフィスビル一棟取引価格:15年で2.5倍、2025年は1㎡あたり78万円
  5. 東京の不動産市場、これから何を見るか:新築供給、2040年の人口、若い世代の転入先

東京23区エリアガイド

本レポートは公開データの整理・統計分析であり、投資助言ではありません。成約データは町丁目単位で駅・災害レイヤーに紐付けた統計上の代理値であり、個別物件の判断には適用できません。